しつけ

犬のトイレトレーニング、失敗続きの方へ

「もう半年もトレーニングしているのに、毎日どこかで粗相してしまう」「シートの隣にしてしまう」「成功したと思ったら次の日また失敗」——トイレトレーニングの失敗は、多くの飼い主さんを消耗させます。

特に子犬を迎えたばかりの時期は、粗相のたびに床を拭いての繰り返しで、「いつになったら覚えるの?」と途方に暮れることもあるでしょう。

でも、失敗が続くのには必ず理由があります。

環境・タイミング・対応方法を見直すことで、多くのケースは改善できます。

環境を整える

まず見直したいのがトイレの環境です。

シートのサイズは十分ですか?

犬は自分の体より一回り以上大きいシートを好む傾向があります。

小さいシートでははみ出してしまい、「失敗」になってしまうことも少なくありません。

また、トイレの場所が落ち着けないところにある(人の往来が多い、騒がしい、生活スペースと近すぎる)と、そこで排泄したがらない犬もいます。

静かで落ち着けるコーナーにトイレを設置することが大切です。

さらに、サークルやクレートを活用して、トイレの場所を物理的に学ばせるのも非常に効果的です。

子犬のうちは特に、行動範囲を絞ることでトイレの場所を覚えやすくなります。

タイミングを逃さない

犬がトイレをしたくなるタイミングには法則があります。

「起きた直後・食後20〜30分・遊んだ後・興奮した後・しばらく経った後(子犬は1〜2時間おき)」

——このタイミングを見計らってトイレに誘導する習慣をつけることで、成功率が大幅に上がります。

成功したら即座に、思いっきり褒めましょう。

このときの褒め方は大げさなくらいでちょうどいいです。

「すごい!いい子!」など、犬が「何か良いことが起きた」と感じられるリアクションが重要です。

失敗したときに叱らない

これは非常に重要なポイントです。

粗相した現場で叱っても、犬はなぜ叱られているのか理解できません。

人間のように「さっきここでしたから叱られている」と時間をさかのぼって考えることが犬には難しいのです。

そしてもっと困った問題として、「排泄すると叱られる」と解釈した犬が、飼い主の見えないところで隠れて排泄するようになることがあります。

失敗を見つけたら、声を荒げず静かに片付けるだけ。そして成功したときだけ盛大に褒める——この非対称な対応が、トイレトレーニングの鉄則です。

においの管理も大切

粗相した場所のにおいをしっかり消すことは、トイレトレーニングの成否を左右する重要なポイントです。

犬の嗅覚は人間の100〜1億倍ともいわれています。

犬には「においがある場所でまたしたくなる」という習性があるため、においが残っていると同じ場所で繰り返すことになります。

失敗した場所は、ペット用の消臭剤でしっかりにおいを消すことが再発防止につながります。

市販の消臭スプレーを使う場合は、アルコール系ではなく酵素系の製品を選ぶのがおすすめです。

酵素の働きでにおいの元となる成分を分解するため、犬の鼻にも残りにくくなります。

また、拭き取りは一度だけでなく複数回行い、その後しっかり乾燥させることが大切です。

人間が「においがしない」と感じても、犬の嗅覚はまだ察知していることがあるので、念入りに処理することをおすすめします。

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